空の置き換え
蒸し暑い日が本格到来してきましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか。私は日頃PCを前に室内にいることが多いですが、勿体無いからまだ冷房は控えてます。そのかわり無印良品で買った扇風機の「風力2」の風を浴びて過ごしています。
昨日は、モデルハウスを数時間借りて撮影させていただく機会があったのですが、外は蒸し暑かったですねえ。汗が目に入ると撮影に支障があると思って、事前に顔に散布した制汗スプレーも、残念ながらあまり効果の程は感じられませんでした。
この季節に多いどんよりした曇り空
さて、本題ですが、建物撮影をしていて気にかける重要な要素に「その日の天気」が大きく占めます。写真として仕上がった時に、スカッとした青空で外観写真があったほうが誰の目にも写真映えするからです。幸運にも天気に恵まれれば良いのですが、そうじゃ無い時もあります。雨の日は撮影を順延する事も多くありますし。
昨日撮影させて頂いたモデルハウスの外観も撮影時はご覧のような天気。
どんよりした曇り空で、あまり印象に残らないと思います。もちろん建物が主題ですから、空は写真的にいうところの副題の存在なのでメインでは無いにしても、やっぱり見る人の印象を良くしたいと思うのが本音なところ。
というわけで
Photoshopに代表されるような写真編集ソフトの力を使って、「空の置き換え」を使ってゆきます。
さっきの曇り空よりはメリハリがありますが、空の彩度が鮮やかで、いかにもな合成感が否めません。個人的にもう少し自然に仕上げたいところ。よって置き換えた青空の明度をもう少し上げます。
ちなみにKURONO STUDIOでは撮影と一緒なら、青空への変更は無料で行ってます。
こうした画像処理もデジタルならではの特性であって、昔のフィルムカメラから写真をやられてる方や、画像編集されない方からすれば「青空合成?邪道じゃないの?ホントの晴天で撮った方が良いに決まってる。」と思われる方もいるかもしれませんし、そうやって粘り強く撮られた写真は素晴らしいと思います。実際私もそう思っていた頃もありました。
けど快晴になるまで、天気を待つかってなるとちょっと現実的ではないんですね。撮る方も撮られる方もホントに大変。こうしたデジタルの恩恵を利用させてもらう事もあります。ただ、やりすぎるとデジタル絵画になりかねないのでそこはバランスが必要かと思います。
蒸し蒸しとキツイ暑さが始まったばかりですが、乗り切っていきましょう。それではまた。